1961年上海生まれ。
1997年に日本に帰化。
神山伝統文化医学研究所 所長。
現在
東京と上海に院を構え、治療、研究、後継者育成を行う。
生い立ち
古中医の内科医(漢方医)の父を持つ。5歳の時、文化大革命が機となり家族と共に上海を離れ、山深い四川省の寒村へと逃れる。山間部の寒さをしのぐために始めた少林拳法がきっかけとなり、7歳で道家龍門派第十八代伝人に見出される。学校の休暇や放課後を利用して修行を続ける生活が始まり、精神の修練と共に気功、少林拳法、太極拳、龍門派の八方拳法などの武術も修練する。
12歳から鍼、灸、整体の修行も加わり、15歳になると師と一緒に村々を巡り病人の治療をするようになる。その後三年間で診た患者は500人を下らない。他にも易経・四柱推命・手相・人相・骨相・眉相・占星術・風水學・奇門遁甲・六壬を修める。17歳で龍門派18代伝人より龍門気功の極意を伝授され、19代伝人(後継者)となる。
1976年、文化大革命の終息と共に家族で上海へ戻る。上海工業大学工学部卒業後、上海交通大学に講師として勤める傍ら物理学教室で理論物理の研究を始める。上海市内にある龍華公園での気功を日課としていたが、A型肝炎で苦しんでいた人を治療したことをきっかけに有名となり中華龍門気功協会を設立。バラバラだった龍門派をひとつの全国組織にまとめる。会員数は10万人に達する。
大学、病院、新聞社などに教室をつくり、気功以外にも医学や漢方も教え、上海テレビにおいて半年間ほど教育番組を持つ。より多くの人々の病気を治し社会に貢献したいとの願いから、知人と共同で上海市に病院を三つ設立する。天安門事件により活動を停止。1990年4月6日に来日。山梨大学において椙村憲之教授と共に「気の概念及び気功の臨床的応用に関する研究」に従事。この間、NHKのウィークエンド山梨(内全国放送1回)、日本テレビ系列のズームイン朝、山梨放送(YBS)、テレビ山梨(UTY)等に出演。「週間朝日」「剣道日本」「AZ」等で紹介記事が掲載される。
過去放送された龍門気功に関する映像はこちら
中国医学の伝承、公演活動を続けながら、1996年に東京・池袋に「神山伝統文化医学研究所」を構え治療活動を行う。精神分析医、大手製薬会社の元副社長、雑誌記者など、中国の古中医に興味を持つ人たちが集まり、神山医学勉強会を開くようになる。
屠文毅/著書
「気の医学ですべての病気を治す」
無病を生きるための中国「気」と漢方の威力を解説。病気を治すには体内に宇宙からのエネルギーを取り入れることが基本。そして口から栄養を取り入れる。心身を健康に保ちあらゆる病気に効果のある「古中医」解説書。
講談社/163ページ 1,470円
●過去の著書
「気功と健康―龍門気功の心身改造法」
「気」はエネルギー、パワー。「功」はその訓練法。道家竜門気功は、体質改善や健康のために行なう気功。その理論や特徴を解説、道家竜門気功とは何かを知るための入門書。
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